SSL - Secure Sockets Layer

SSL（Secure Sockets Layer）とは、インターネット上でデータを安全に転送するためのプロトコルの一つです。SSLは、主に以下の目的で使用されます：

1. データの暗号化：

   • SSLは、送受信されるデータを暗号化することで、第三者による盗聴や改ざんを防ぎます。これにより、クレジットカード情報やパスワードなどの機密情報が安全に転送されます。

2. データの完全性：

   • SSLは、データが送信されてから受信されるまでの間に改ざんされていないことを確認します。これにより、データが送信者から受信者まで正確に届くことが保証されます。

3. 認証：

   • SSLは、サーバーの身元を確認するためにデジタル証明書を使用します。これにより、ユーザーは接続しているウェブサイトが信頼できるものであることを確認できます。

SSLは1990年代にNetscape社によって開発され、その後TLS（Transport Layer Security）として改良されました。現在では、TLSがSSLの後継として広く使用されていますが、一般的に「SSL」という用語がまだ使われることがあります。ウェブブラウザのURLが「https://」で始まる場合、そのウェブサイトはSSL/TLSによって保護されていることを示しています。ブラウザのアドレスバーに鍵のアイコンが表示されることもあります。