フリークエンシーとは?計算式・広告疲労の見方と上限設定

2026年4月6日

著者: 与謝秀作
フリークエンシーとは?意味・計算式・最適回数・キャップ設定まで徹底解説

広告のフリークエンシーは、対象期間に一人へ平均何回広告が表示されたかを表す指標です。基本の式は表示回数÷リーチです。7日間で10万表示、リーチ2万人なら、平均フリークエンシーは5回になります。

「5回」だけでは多すぎるか判断できません。1日か1カ月か、新規向けか既存顧客向けか、何を伝える広告かで意味が変わります。すべての広告に通用する最適回数はありません。

表示回数・リーチ・頻度の違い

指標

基本の意味

読み方

表示回数

広告が配信された回数

延べの接触量

リーチ

期間内に到達した重複を除く対象者数

到達範囲。媒体の推定方法にも依存

フリークエンシー

表示回数÷リーチ

一人あたりの平均接触回数

平均5回でも、全員が5回見たとは限りません。一部に集中している場合があります。また、媒体AとBで同じ人に到達していれば、両媒体のリーチを単純合計して全体頻度を計算することはできません。

日別リーチを足した値も、7日間の重複を除くリーチとは異なります。全期間の頻度を知りたいときは、その期間を選んだレポートの表示回数とリーチを使ってください。

広告疲労を見つける比較例

次の数値は、同じ7日間の長さで比較する架空例です。

指標

前週

今週

リーチ

20,000

20,000

表示回数

60,000

120,000

平均頻度

3回

6回

クリック数

600

720

成果件数

30

24

広告費

60,000円

120,000円

CPA

2,000円

5,000円

到達人数が増えず接触回数だけが増え、CPAも悪化しています。配信の集中や広告疲労を調べるきっかけになりますが、この表だけで原因は確定しません。入札環境、曜日、価格変更、LP障害、対象者の構成も確認します。

頻度が高いときの改善順序

  1. 同じ期間・媒体・対象者・成果定義で比べているかを確認する。
  2. 新規向けとリターゲティングを分け、購入済み顧客への配信条件を確認する。
  3. 表現の差し替えや対象者の拡張など、一つの変更を決める。
  4. 対応するキャンペーンなら上限設定を検討する。
  5. 頻度だけでなく、リーチ、成果数、CPA、利益を同じ期間で評価する。

新しいクリエイティブでも同じ人に大量表示されれば、問題が残る場合があります。反対に検討期間の長い商品では、回数を減らしすぎて必要な情報を届けられないこともあります。目的と経済性をセットで判断します。

フリークエンシーキャップの設定

キャップは、同一対象者への配信回数を一定範囲で制限する設定です。すべてのキャンペーンで利用できるわけではありません。2026年9月確認のGoogle広告公式ヘルプでは、ディスプレイと動画が対象で、Demand Genは対象外です。

種別

設定時の確認点

Googleディスプレイ

作成済みキャンペーンの設定にある頻度管理。視認可能な表示が上限の対象

Google動画

キャンペーン単位。表示・視聴など、選べる対象と期間を確認

その他の媒体・目的

現在の管理画面と公式ヘルプで、上限・目標頻度の提供条件を確認

上限の対象が広告、広告グループ、キャンペーンのどれかも記録します。「週3回」の設定を別キャンペーンにも付ければ、全社広告で週3回になるという意味ではありません。Cookieや端末識別の制約もあるため、実際の到達を完全に制御できるとは考えないでください。

変更記録のテンプレート

「対象キャンペーン/集計期間/新規・再訪の区分/変更前のリーチ・頻度・CPA/変更内容/確認日/継続・撤回の条件」を記録します。例えば、上限を変えたあとにCPAが改善しても成果数が大幅に減ったなら、必要な獲得量を満たすか再検討します。

回数そのものを成功指標にせず、限られた予算で必要な対象者へ届き、成果につながったかを確かめましょう。

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参考資料

製品仕様・公式資料は2026年9月28日に確認しました。画面名や利用可能な機能は、アカウントや提供状況によって異なります。

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