GA4のタグ設置方法|GTM・gtag.js別の手順を解説

2026年6月21日

著者: 与謝秀作
GA4のタグ設置方法|GTM・gtag.js別の手順を解説

GA4(Googleアナリティクス4)でデータ計測を始めるには、まずWebサイトに「GA4 タグ」を正しく設置する必要があります。タグの設置方法には大きく分けて、Googleタグ(gtag.js)を直接埋め込む方法と、Googleタグマネージャー(GTM)を使う方法の2通りがあります。本記事では、それぞれの手順を初心者にもわかりやすく解説し、設置後の動作確認や注意点までまとめます。

GA4 タグとは?まず押さえておきたい基本

GA4 タグとは、WebサイトのアクセスデータをGA4に送信するための計測コードのことです。Googleタグ(gtag.js)は、これ1つをサイトに追加するだけで、Webサイトと広告のパフォーマンスを測定でき、Google広告やGA4へデータを送る役割を担います。

かつて「グローバルサイトタグ(gtag.js)」と呼ばれていたものは、現在は「Googleタグ」という独立した機能として整理されています。GA4のデータストリーム単位で発行される「測定ID(G-から始まるID)」を使ってタグを設定する点が基本になります。

GA4 タグの設置方法は2通り

GA4のタグ設置には、主に次の2つの方法があります。どちらを選んでも計測自体は可能ですが、運用のしやすさに違いがあります。

  • gtag.jsを直接設置する方法:HTMLの<head>内にコードを貼り付けるシンプルな方法。小規模サイトや、これ以上タグを増やす予定がない場合に向いています。
  • GTM(Googleタグマネージャー)を使う方法:タグを一元管理できるツールを経由する方法。複数のタグやイベント計測を運用するなら、長期的にはこちらが推奨されます。

【方法1】gtag.jsでGA4タグを設置する手順

最もシンプルなのは、GA4が発行するGoogleタグ(gtag.js)のコードを直接サイトに貼り付ける方法です。

STEP1:測定IDとタグコードを取得する

  1. GA4の管理画面で「管理」→「データストリーム」を開く
  2. 対象のウェブストリームを選択し、測定ID(G-XXXXXXX)を確認する
  3. 「タグの実装手順を表示する」から、手動でインストールするためのコードスニペットをコピーする

STEP2:タグコードを<head>内に貼り付ける

コピーしたタグを、サイト内すべてのページの<head>開始タグの直後に貼り付けます。コードは次のような形式です(G-XXXXXXXの部分は自分の測定IDに置き換えてください)。

unknown node

WordPressを使っている場合は、テーマのheader.phpの<head>内に貼り付けるか、ヘッダー/フッターにコードを挿入できる専用プラグインを使うと、テーマ更新の影響を受けにくく安全です。

貼り付け先を間違えると計測されません。コードは必ず<head>開始タグの直後に設置しましょう。

【方法2】GTMでGA4タグを設置する手順

複数のタグを管理したい場合や、イベント計測を柔軟に行いたい場合は、GTM経由での設置がおすすめです。GTMにはGA4関連や広告タグのテンプレートが用意されており、基本的にノーコードでタグの追加・編集が可能です。

STEP1:GTMのコンテナタグをサイトに設置する

まずGTMアカウントとコンテナを作成し、発行される2種類のスニペット(<head>用と<body>直後用)をサイトの全ページに設置します。これがGTMを動かすための土台になります。

STEP2:GA4設定用のGoogleタグを作成する

  1. GTMの管理画面で「タグ」→「新規」をクリックする
  2. 「タグの設定」で「Googleタグ」を選択する
  3. 「タグID」に GA4の測定ID(G-XXXXXXX)を入力する
  4. トリガーに「All Pages(全ページ)」を設定する
  5. タグに名前を付けて保存する

以前は「GA4 設定タグ」という名称でしたが、2023年9月頃よりGTM内の設定タグは「Googleタグ」に統合されています。そのため、計測設定を変更する際は、GA4側で行うのかGoogleタグ側で行うのかを意識して操作する必要があります。

STEP3:プレビューで確認し、公開する

  1. GTMの「プレビュー」モードでタグが正しく発火するか確認する
  2. 問題がなければ「公開」をクリックして本番環境に反映する

GTMとgtag.jsはどちらを選ぶべき?

迷った場合の判断基準は、今後の運用規模です。タグがGA4だけで完結し、これ以上増やす予定がないならgtag.jsで十分です。一方、Google広告やイベント計測など複数のタグを扱う予定があるなら、最初からGTMで運用したほうが管理が楽になります。

  • gtag.jsが向くケース:小規模サイト・計測がGA4のみ・コードを直接編集できる環境がある
  • GTMが向くケース:複数タグを運用・イベント計測を多用・非エンジニアでもタグを管理したい
重要な注意点として、gtag.jsとGTMの両方でGA4タグを設置すると二重計測の原因になります。GTMに移行する場合は、HTMLに直接貼ったgtag.jsを必ず削除してください。

GA4タグが正しく動いているか確認する方法

設置後は、計測が正常に行われているか必ず確認しましょう。代表的な確認方法は次のとおりです。

  • GA4のリアルタイムレポート:自分でサイトにアクセスし、リアルタイムレポートにアクティブユーザーが表示されれば計測できています。
  • Googleタグアシスタント:タグが正しく発火しているか、エラーがないかを診断できます。
  • GTMのプレビューモード:GTMを使っている場合、タグの発火状況をページ単位で確認できます。

データが計測できないときによくある原因

タグを設置したのにデータが取れない場合、次のような原因が考えられます。

  • 測定IDの入力ミス(別ストリームのIDを使っている)
  • タグの設置場所が誤っている(<head>の外に貼っている)
  • 一部のページにしかタグが入っていない
  • gtag.jsとGTMの二重設置による干渉
  • 公開(パブリッシュ)を忘れている(GTMの場合)

まとめ

GA4のタグ設置は、gtag.jsを直接貼る方法とGTMを使う方法の2通りがあります。シンプルさを重視するならgtag.js、長期的な運用やタグの一元管理を重視するならGTMが適しています。どちらの方法でも、設置後はリアルタイムレポートやタグアシスタントで必ず動作確認を行い、二重計測を避けることが正確なデータ計測の第一歩です。自社サイトの運用方針に合わせて、最適な設置方法を選びましょう。

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