Google merchant centerの設定方法を画像付きで解説|初期セットアップから運用開始まで
2026年5月30日
著者: 与謝秀作
GoogleショッピングやP-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンで商品を広告として表示するには、Google Merchant Centerへの登録が欠かせません。とはいえ「何から設定すればいいのか分からない」「項目が多くて途中で止まってしまう」という声も多く聞かれます。本記事では、Google Merchant Centerの初期セットアップから商品登録、Google広告との連携による運用開始までを、手順を追って画像付きで解説します。はじめての方でも迷わず進められるよう、現行版のMerchant Center Nextに沿って説明します。
Google Merchant Centerとは?
Google Merchant Center(グーグル マーチャント センター、GMC)とは、自社の商品情報やショップ情報をGoogleに登録するための無料の管理ツールです。ここに登録した商品データが、Googleショッピング広告や検索結果の商品表示などに活用されます。
ECサイトの商品をGoogleの各種掛載枠に出すための「商品データの送信ハブ」と考えると分かりやすいでしょう。Google広告とリンクすることで、登録した商品をショッピング広告として配信できるようになります。
Google Merchant Centerでできること
- ショッピング広告:検索結果やショッピングタブに、商品画像・価格付きで広告を表示する。
- 無料リスティング:Googleショッピングのタブなどに、無料で商品を掛載する。
- ローカル在庫広告:実店舗の在庫情報と連携し、近隣のユーザーに在庫状況を表示する。
- P-MAXキャンペーンへの活用:Google広告のパフォーマンス最大化キャンペーンの商品データとして利用する。
設定前に準備するもの
スムーズに設定を進めるために、あらかじめ次のものを用意しておきましょう。
- Googleアカウント:Merchant Centerへのログインに必要。広告運用に使うアカウントで作成するのがおすすめ。
- オンラインショップ(ECサイト):商品を販売しているWebサイト。URLの確認・申し立てに使う。
- ビジネス情報:ショップ名・所在地(住所)・電話番号など。
- 商品データ:商品名・価格・在庫・画像URL・商品IDなど、フィードに登録する情報。
Google Merchant Centerの初期設定手順
現在のGoogle Merchant Centerは、機能を絞ってシンプルにした「Merchant Center Next」が標準になっています(従来版からの移行は2024年以降に進められました)。ここでは、Merchant Center Nextに沿って初期セットアップの手順を解説します。
STEP1:アカウントを作成しビジネス情報を入力する
Google Merchant Centerの公式サイトにアクセスし、Googleアカウントでログインして新しいアカウントを作成します。続いて、ショップ名やビジネス拠点の住所などのビジネス情報を入力します。住所は「都道府県>市区町村>番地」と、日本で一般的な順序と異なる場合があるため、入力順に注意しましょう。
【画像挿入位置】アカウント作成・ビジネス情報入力の画面
STEP2:電話番号を確認する
登録した電話番号宛てに、自動音声またはSMSで確認コードが送られます。受け取ったコードを入力して本人確認を完了させます。この電話番号は広告に表示されるものではないため、担当者の携帯番号でも問題ありません。
【画像挿入位置】電話番号の確認画面
STEP3:ウェブサイトURLの確認・申し立てを行う
自社サイトが自分のものであることを証明するために、ウェブサイトURLの「確認」と「申し立て」を行います。確認方法は、サイトにHTMLタグやファイルを設置する方法、Google Search ConsoleやGoogle Analyticsと連携する方法などから選べます。この手続きが完了しないと商品を掛載できないため、忘れずに行いましょう。
【画像挿入位置】ウェブサイトURLの確認・申し立て画面
STEP4:配送(送料)と消費税を設定する
商品を掛載するには、配送方法(送料)の設定が必要です。全国一律・地域別・無料配送など、自社の条件に合わせて送料を設定します。消費税の扱いについても、商品の表示価格に沿って設定しておきましょう。送料や価格がサイトの表示と一致していないと、商品が不承認になる原因になります。
【画像挿入位置】配送・送料設定の画面
STEP5:商品データ(データソース)を登録する
次に、掛載する商品の情報を「データソース」として登録します。Merchant Center Nextでは、主に次の方法で商品データを追加できます。
- 自動フィード:Googleのクローラーがサイトを巡回して商品データを自動で取得する方法。Nextでは推奨設定とされ、手間が少ない。
- Googleスプレッドシート:用意されたテンプレートに商品情報を入力して登録する方法。少量の商品向き。
- ファイル(フィードURL):ECカートが生成するフィードファイルのURLを登録して連携する方法。
- API連携:システム的に商品データを自動連携する方法。大規模サイト向き。
商品名(タイトル)・商品ID・価格・在庫状況・画像URL・商品リンクなど、必須項目をもれなく登録することが重要です。なお、補助ソースや属性ルールなどの高度な機能は、設定の「アドオン」から『高度なデータソース管理』を追加すると利用できます。
【画像挿入位置】データソース(商品データ)の登録画面
STEP6:商品の審査を待つ
商品データを登録すると、Googleによる審査が行われます。審査ステータスには「審査中」「処理中」「承認済み」「制限付き」「不承認」があります。ショッピング広告向けの審査は最大3〜5営業日、無料リスティングなどは数週間かかることもあります。「承認済み」になれば掛載準備は完了です。
Google広告とリンクして運用を開始する
商品が承認されたら、Google広告アカウントとMerchant Centerをリンクします。リンクすることで、登録した商品データをショッピング広告やP-MAXキャンペーンで配信できるようになります。Google広告側でキャンペーンを作成し、配信を開始すれば運用スタートです。
【画像挿入位置】Google広告とのリンク設定画面
設定時によくあるエラーと対処法
初回の設定では、商品が「不承認」や「制限付き」になることがあります。代表的な原因と対処法は次のとおりです。
- 価格・在庫の不一致:Merchant Centerの登録内容とサイトの表示が異なると不承認になる。両者を一致させる。
- ウェブサイト未確認:URLの確認・申し立てが未完了。STEP3を完了させる。
- 必須項目の不足:商品IDや画像URLなどの必須属性が抜けている。フィードを見直す。
- ポリシー違反:禁止商品や不適切な表記が含まれている。Merchant Centerのポリシーを確認して修正する。
運用を軌道に乗せるためのポイント
設定後も、安定して掛載を続けるために次の点を意識しましょう。
- 商品データを最新に保つ:価格や在庫が変わったら速やかに反映する。自動フィードを使うと更新の手間を減らせる。
- 定期的にステータスを確認する:不承認や警告が出ていないかをこまめにチェックし、早めに対処する。
- 商品情報を充実させる:タイトルや画像、属性を丁寧に整えることで、表示機会やクリック率の向上が期待できる。
まとめ
Google Merchant Centerの設定は、(1)アカウント作成とビジネス情報の入力、(2)電話番号の確認、(3)ウェブサイトの確認・申し立て、(4)配送・税の設定、(5)商品データの登録、(6)審査、という流れで進めます。現行のMerchant Center Nextは項目が整理されており、はじめてでも比較的スムーズに設定できます。
商品が承認されたらGoogle広告とリンクし、ショッピング広告やP-MAXキャンペーンで運用を開始しましょう。登録後も商品データを最新に保ち、ステータスを定期的に確認することが、安定した広告配信につながります。


