リファラル(referral)とは?意味と参照元・ノーリファラとの違いを解説

2026年6月21日

著者: 与謝秀作
リファラル(referral)とは?意味と参照元・ノーリファラとの違いを解説

アクセス解析を行っていると、Googleアナリティクスのレポートで「referral(リファラル)」という言葉を目にします。これは他のWebサイトからの流入を指す重要な指標ですが、「参照元」や「ノーリファラ」との違いがわかりにくいと感じる方も多いはずです。本記事では、referralの意味と仕組み、参照元・ノーリファラとの違い、分析時の注意点までをわかりやすく解説します。

referral(リファラル)とは?

referral(リファラル)とは、他のWebサイトに設置されたリンクを経由して自社サイトに訪れた流入のことです。GA4をはじめとするアクセス解析ツールでは、こうした「他サイトからのリンク経由のアクセス」がreferralというチャネル(メディア)に分類されます。

たとえば、あるブログ記事に自社サイトへのリンクが貼られており、そのリンクをクリックして訪問したユーザーは、referralとして計測されます。referralの数値が大きいほど、外部サイトに自社サイトへのリンクが多く存在し、そこから多くのユーザーが流入していることを意味します。

リファラー(Referrer)とリファラル(Referral)の関係

混同されやすい言葉に「リファラー(Referrer)」があります。リファラーとは、ユーザーが自社サイトを訪れる直前に閲覧していた他のWebサイトやページそのものを指します。Googleアナリティクスでは「Referral(リファラル)」と表記されますが、基本的には同じ意味で使われていると考えて問題ありません。

ざっくり整理すると、「どこから来たか」という流入元の情報がリファラー、そのリンク経由の流入というチャネル分類がリファラル、という関係になります。

referralと「参照元」の違い

referralとあわせてよく登場するのが「参照元(Source)」です。両者は密接に関係していますが、指している対象が異なります。

  • 参照元(Source):ユーザーが流入する直前にいた具体的なサイトやドメインのこと。たとえば「example.com」や「google」など、流入元そのものを表します。
  • referral(メディア):参照元をどのような経路の流入として分類するかを示す区分のひとつ。Webサイトからのリンク流入が referral にあたります。

Googleアナリティクスでは「参照元/メディア」という形で組み合わせて表示されます。たとえば「example.com / referral」は、example.comというサイトからのリンク経由の流入を意味します。同様に「google / organic」は検索エンジンからの自然流入を表します。

参照元は「どのサイトから来たか(流入元)」、referralは「どんな経路で来たか(流入の種類)」を表す、と覚えると整理しやすくなります。

referralと「ノーリファラ」の違い

referralが「参照元のわかる流入」であるのに対し、参照元が特定できない流入を「ノーリファラ(ノーリファラー)」と呼びます。ノーリファラの流入は、Googleアナリティクスでは多くの場合「direct(直接流入)」や「none」として分類されます。

ノーリファラが発生する主な原因

  • ブラウザのアドレスバーにURLを直接入力してアクセスした
  • ブックマーク(お気に入り)からアクセスした
  • メールアプリやチャットアプリのリンクから流入した
  • HTTPSのサイトからHTTPのサイトへ遷移した
  • リンクにnoreferrer属性が設定されている

URLの直接入力やブックマークからの訪問は、どこかのサイトを経由したわけではないため参照元が記録されず、ノーリファラとなります。また、HTMLのaタグにrel="noreferrer"が指定されている場合、意図的に参照元情報を送らないよう制御されています。

referralを分析する際の注意点

referralは外部サイトからの流入を把握できる便利な指標ですが、数値を正しく読むためにはいくつか注意すべき点があります。

1. 本来は別チャネルであるべき流入が混ざることがある

メールやSNS、広告からの流入でも、UTMパラメータ(キャンペーンパラメータ)が設定されていないと、本来「Email」や「Social」に分類されるべき流入がreferralとして計測されてしまうことがあります。流入経路を正確に把握するには、キャンペーンごとにUTMパラメータを統一して設定することが重要です。

2. リファラスパムに注意する

見覚えのないドメインからの流入が短期間で急増している場合、「リファラスパム」の可能性があります。これは実際のユーザー行動を伴わない不正なアクセスで、分析の精度を下げる原因になります。不審なドメインを見つけても安易にアクセスせず、フィルタ設定などで除外する対応を検討しましょう。

3. 自社サイトが参照元に表示されるケースがある

決済サービスや外部ツールを経由して自サイトに戻ってきた場合など、自社に関連するドメインがreferralの参照元として表示されることがあります。こうした流入は実態としては自社内の遷移であるため、参照元除外設定などで適切に扱うことが望ましいです。

GA4でreferralを確認する方法

GA4でreferralの状況を確認する基本的な手順は次のとおりです。

  1. GA4の「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開く
  2. ディメンションを「セッションの参照元/メディア」などに切り替える
  3. 「referral」を含む行に注目し、どのサイトからの流入かを確認する

UA(ユニバーサルアナリティクス)からGA4に移行してチャネル定義は大きく変わりましたが、Referralの基本的な考え方はこれまでと同様です。UAに慣れている方は、他チャネルの定義変更とあわせて違いを押さえながら分析に取り組むとよいでしょう。

まとめ

referral(リファラル)とは、他のWebサイトのリンクを経由した流入を指すチャネルです。「参照元」が流入元のサイトそのものを指すのに対し、referralはその流入の種類を表します。また、参照元が特定できない流入は「ノーリファラ」として direct などに分類されます。referralを分析する際は、UTMパラメータの設定漏れによる誤分類やリファラスパムに注意し、外部サイトからの集客状況を正しく把握することが、効果的なマーケティング施策につながります。

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