LP構成テンプレート|目的・流入別に選ぶ要素と設計例

2026年8月19日

著者: 与謝秀作
LPの構成テンプレート|コンバージョンさせる順番と要素を解説

LP(ランディングページ)の構成は、訪問者が判断に必要な答えを見つけ、希望する次の操作へ進めるように設計します。問題提起から始める長いページも、価格と仕様を先に示す短いページも候補です。資料請求・相談・購入の違いを整理し、制作担当へ渡せる構成票を作る手順を紹介します。

LPの目的と訪問者の前提を決める

最初に「誰が、どの案内を見て訪れ、何を確かめたいか」を一文で書きます。広告の文言、検索の問い、メールでの案内が異なれば、同じ商品でも必要な説明は変わります。訪問者が必ず興味・共感・欲求という順番で進むと決めつけず、既に知っている情報と不足情報を分けます。

例えば比較表を探している担当者には、長い課題の説明より対象範囲や仕様の違いが必要かもしれません。初めて資料の存在を知った人には、中身と取得条件を説明します。GOV.UKの利用者ニーズの調べ方も、属性だけでなく実際に行いたい作業から考える方法を示しています。

  • 対象:担当業務と現在の困り事を記す。
  • 提供:商品、資料、相談で何を受け取れるかを記す。
  • 次の操作:購入、申込、内容確認などの主要な動作を決める。

要素の役割と必要な証拠を整理する

冒頭はページの対象と提供内容、本文は判断に必要な説明、最後や途中の行動導線は次の操作を担います。この役割を保ちながら、仕様を読者の作業へ結び付けます。「項目をまとめて出力できる」という説明なら、実際の出力例と利用できない条件も添えると、使えるかを判断できます。

候補の要素

答える問い

用意する材料

見出し・概要

自分に関係するか

対象、提供内容、主な条件

仕様・使い方

自分の用途に合うか

現行仕様、実物、適用範囲

事例・実績

どの条件で使われたか

許可、時点、対象、未開示事項

FAQ・料金条件

行動前に何を知るべきか

費用、利用範囲、解約や配送等の実条件

CTA

押すと何が起きるか

移動先、必要情報、操作後の案内

Google Adsのランディングページの説明では、リンク先の関連性や有用性、操作しやすさを確認できます。ただし、全商材に共通のセクション順を指定する資料ではありません。情報の見せ方はLPデザインの確認方法で別に検討できます。

資料請求・相談・購入のテンプレートを選ぶ

次の表は構成を選ぶための仮の例です。資料請求なら実物の内容、相談なら対応範囲、購入なら価格や取引条件を中心に考えます。業界やBtoB・BtoCの区分だけで順番を固定しません。

目的と前提

順序の例

必要な確認

資料請求:中身をまだ知らない

対象・掲載項目→提供条件→フォーム→FAQ

実物、取得方法、営業連絡の有無

相談:課題が明確

対応範囲→進め方・条件→担当→申込→FAQ

対象外、料金、返答方法

購入:他商品と比較中

商品・価格→仕様→配送・返品→購入

現行の販売条件、仕様、在庫の確認範囲

既に課題を理解している訪問者には、問題提起を短くして構いません。価格を比較したい人には、料金条件を早めに提示します。FAQも最後だけに置く必要はなく、配送の疑問は購入条件のそば、入力情報の用途はフォームのそばに示します。

架空例で構成案とCTAを記入する

以下は「小規模EC担当向け広告費確認表」を配る架空の教材例です。実在のNeX-Rayの配布物や提供条件を示すものではありません。制作依頼時には、記入内容を実物と照合します。

節

構成票の記入例

公開前に確かめること

冒頭

小規模ECの広告担当者向け。媒体費と運用費の記入欄がある確認表

配布物の内容と一致しているか

本文

入力欄、使い方、比較できない費用条件を説明

図版・データの使用許可と計算の前提

CTA

「確認表を受け取る」

メール送付か即時表示か。入力が必要か

FAQ

費用、利用範囲、営業連絡の有無

実際の提供条件と一致しているか

CTAの数は、ページの長さと操作の必要性に合わせます。同じ主動作を繰り返すなら、文言と移動先をそろえます。「詳しくはこちら」だけでは行き先が曖昧なため、受け取るものや開く画面を具体的に示します。W3Cのリンク目的の解説も、文言や文脈から目的が分かることを扱っています。

主張・料金条件・導線を公開前に確認する

数値バッジやお客様の声は装飾として追加せず、主張ごとに根拠を確認します。「No.1」なら対象・調査方法・時点、「満足度」なら質問・回答者・母数の説明が必要です。根拠や使用許可がなければ、実際の仕様や手順で説明します。

  • 「無料」「返金」「期間限定」が実際の条件に合い、例外も読めるか。
  • 料金に何が含まれるか、追加条件や対象外が分かるか。
  • CTAからフォーム、完了後の案内まで内容がつながっているか。
  • 見出しだけで概要を追え、重要条件が画像の中だけに埋もれていないか。

スマホでは固定ボタン、入力中のキーボード、同意バナーとの重なりも生じます。構成票とは別にスマホLPの実機検証手順を使って操作を確認します。

構成の仮説を公開後に検証する

公開前に、構成を変える理由と成功の定義を残します。CTAクリック、フォームを開始したセッション、検証済みの成功セッション、適格な相談件数は別の値です。クリックが増えたことだけで登録や売上が増えたとは判断できません。

  1. 読者と不足している答えを決め、構成の仮説を一つの文にする。
  2. 対象URL、言語、流入、端末、比較日数と主指標をそろえる。
  3. A/B配信が可能なら割付方法と終了条件を事前に定める。
  4. 操作の不具合と成果の変化を分け、少数の前後差だけで因果を断定しない。

Google Adsのカスタムテストは対応する広告の比較機能で、すべてのCMSでLPをA/B配信できるという意味ではありません。実際の比較方法が用意できない場合も、読者が必要条件を発見できるか、主要操作を完了できるかを観察し、変更理由と次回確認を構成票へ追記できます。

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