リマーケティングとリターゲティングの違い|用語と配信設定の注意点

2026年4月19日

著者: 与謝秀作
リマーケティングとリターゲティングの違いとは?設定方法まとめ

リターゲティングは、過去に接点のあった人へ広告を再配信する意味で使われることが多い用語です。リマーケティングは同じ意味で使われる場合も、メールなどを含む再アプローチ全体を指す場合もあります。言葉だけで機能や対象範囲が決まるわけではありません。

運用では「どちらの言葉が正しいか」より、どのデータを使い、誰に、どの手段で届けるのかを確認する方が重要です。

一般的な意味と媒体の名称を分ける

用語・設定

一般的な意味

実務で確認すること

リターゲティング

過去の接点を使う広告配信

対象の接点、保持期間、除外

リマーケティング

再アプローチ、またはリターゲティングと同義

メールを含むのか、広告だけか

Googleのデータセグメント

過去の訪問者・顧客等のデータを使う区分

対応キャンペーン、利用条件

類似・新規開拓向けの配信

既存接点を手がかりに新しい対象を探す

既存訪問者だけには限定されない

Googleでは従来のremarketingに関連する用語を「your data」へ整理しています。古い記事の名称が現在の画面にないことは、必ずしも機能が使えないことを意味しません。媒体のヘルプと実際の設定を合わせて読みます。

「指定した人だけ」へ届けたいときの注意

オーディエンスを入力する場所があっても、それが配信を限定する条件とは限りません。GoogleのP-MAXでは、オーディエンスシグナルは最適化を助ける入力情報であり、シグナル外の人へも配信される場合があります。公式の説明を確認してください。

確認項目

判断に必要な情報

対象の役割

配信制限、観察、最適化用シグナルのどれか

拡張の設定

指定外へ広がる機能が有効か、変更できるか

除外

購入者や対象外顧客を除けるか、適用範囲はどこか

対応形式

そのキャンペーンで必要な設定を使えるか

規模と更新

配信に必要な規模、追加・除外の反映時期

「購入済みを絶対に含めない」「会員だけへ告知したい」など厳密な要件がある場合は、媒体の仕様で満たせるかを先に確認します。キャンペーン名にリターゲティングと書くだけでは制限になりません。

接点ごとに目的とメッセージを変える

架空の業務ソフトの例なら、料金ページを読んだ未申込者には料金体系と導入条件、資料を受け取った人には使い方や比較資料、既存顧客には別の利用支援を設計できます。すべての接点に同じ割引広告を送り続ける必要はありません。

メールを使う場合は、広告オーディエンスとは別に配信の利用目的、受信の希望、解除方法、営業対応中の扱いを整理します。広告向けのデータがあることだけで、メール配信まで許されるとは限りません。

運用依頼で使える仕様書

  • 対象:どの行動をした人か。例「料金ページを閲覧し、問い合わせが完了していない」
  • 期間:行動から何日までか。購買期間を根拠に決める。
  • 除外:購入済み、対応中、配信停止希望などの扱い。
  • 配信範囲:限定配信が必要か、新規開拓への拡張も許容するか。
  • 訴求:その接点に不足している情報と、遷移先。
  • 成果:問い合わせ成功、有効商談など、具体的な判定条件。
  • 点検:担当者、確認日、設定変更の記録場所。

運用後は、接点別に費用・成果・対象規模を比較します。頻度の設定が存在するか、その制御単位と期間は何かも媒体別に確認してください。すべての媒体で同じ上限を必ず設定できるわけではありません。

用語の違いを解消したら次に行うこと

詳細な対象表と計測の点検は、リターゲティング広告の設定ガイドで整理しています。社内と代理店の間で同じ仕様書を使い、名称ではなく設定と結果を確認する運用に切り替えましょう。

関連するガイド

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出典・確認先

媒体仕様・公開資料は2026年10月1日に確認しました。利用できる機能や画面はアカウント・地域で異なる場合があるため、設定前に公式案内を確認してください。

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