直帰率とは?GA4の計算方法・離脱との違いと平均値の考え方

2026年4月12日

著者: 与謝秀作
直帰率とは?平均目安・高い原因・改善方法をわかりやすく解説

直帰率は、GA4ではエンゲージメントのなかったセッションの割合です。計算式は「非エンゲージメントセッション数÷セッション数×100」。エンゲージメント率の反対側にあたり、同じ条件なら両者の合計は100%になります。

直帰率が高いだけでページが悪い、低いだけで売上に貢献しているとは判断できません。まず定義をそろえ、そのページで読者に何をしてほしいかを確認します。

GA4では何を直帰と数える?

標準のエンゲージメント条件は、10秒を超える継続、キーイベントの発生、2回以上のページ/スクリーン表示のいずれかです。時間の条件は設定で変更できます。first_visit、first_open、session_startをキーイベントにしても、エンゲージメント計算から除かれる例外があります。

これらの条件を満たさなかったセッションが直帰率の分子です。ページを1枚だけ読んだ場合も、時間やキーイベントの条件を満たせば直帰になりません。

行動の例

判断の考え方

1ページを読み、所定の時間条件を満たす

エンゲージメントありになり得る

短時間でも対象のキーイベントが発生

エンゲージメントありになり得る

2ページを表示

ページ表示条件を満たす

1ページを短時間で離れ、対象の成果もない

他の条件を満たさなければ非エンゲージメント

計算例:80セッションのうち20が非エンゲージメント

架空の集計で、全80セッション、エンゲージメントあり60、なし20とします。直帰率は20÷80×100=25%、エンゲージメント率は60÷80×100=75%です。

ページAが10セッションで直帰率80%、ページBが90セッションで20%なら、単純平均の50%は全体の直帰率ではありません。非エンゲージメントは8+18=26、全体は100なので26%です。ページ別の率を平均する場合は分母を考慮します。

離脱・1ページ訪問・UAとの違い

概念

見ているもの

直帰率と異なる点

GA4の直帰率

エンゲージメントしなかったセッション

セッション単位の条件で判定

ページからの離脱

訪問の最後になったページなど

最後のページは正常な完了でも発生する

1ページだけの訪問

表示ページ数

GA4では直帰とは限らない

UA時代の直帰

単一ページ・追加のインタラクションヒットがないセッション

GA4とは定義が違う

直帰率からファーストビュー離脱や「読まずに帰った人数」を逆算できるわけではありません。また、UA時代のベンチマークとGA4の数値をそのまま比較しません。

平均値はどの条件で作られたかを見る

業種平均を使う場合は、調査年、国、媒体、Webとアプリ、流入経路、計測方式、サンプルを確認します。これらが不明な数値を目標として置くと、違う条件のサイトを比較してしまいます。

問い合わせLP、連絡先ページ、読み物、ログイン画面では期待する行動が異なります。共通の「何%以下なら合格」よりも、同じ目的と流入条件の自社ページ、または同じページの期間比較を優先します。

高い・低いときの判断表

観測

考えられること

確認する証拠

高く、成果も少ない

意図との不一致や操作上の問題

検索語句、広告、実機操作、フォーム

高いが目的の情報を短時間で取得

数値だけでは問題と判断できない

ページの用途、読者への確認

低いのに成果が増えない

中間行動が多い、または計測条件の影響

キーイベントの選び方、二重計測

突然大きく変わる

集客構成・タグ・設定の変更

変更履歴、端末・経路別の推移

「低すぎるから必ず異常」とも限りません。数値の違和感は調査のきっかけにし、証拠なく結論を出さないようにします。

次に行うこと

GA4で入口ページと流入経路別に確認する場合は直帰率の確認手順へ進みます。課題が見つかったら原因別の改善チェックリストを使い、成果指標も併せて検証します。

同じ定義と期間で測り、設定変更を記録することが、平均値を探すより先に必要な準備です。

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