UTMパラメータとは?命名ルール・URL例とGA4での確認方法

2026年4月13日

著者: 与謝秀作
UTMパラメータとは?書き方・設定方法・GA4での確認手順をわかりやすく解説

UTMパラメータは、リンク先URLへ集客元や施策名を付け、GA4などで流入を分類しやすくするための値です。リンクのクリックそのものを数える機能ではありません。タグが動作しない、同意が得られない、遷移先で値が失われる場合などには、想定どおり記録されないことがあります。

運用では、URLを作る前に参照元・メディア・キャンペーンの命名ルールを決めることが重要です。同じ施策に複数の表記を使うと、集計が分かれます。

主な項目と使い分け

項目

表す内容

例

utm_source

流入元

newsletter、instagram

utm_medium

流入手段

email、social、cpc

utm_campaign

施策名

product_demo_2026q4

utm_id

キャンペーンの識別子

cmp_2026_014

utm_source_platform

施策を管理する基盤

運用で定めたプラットフォーム名

utm_content

同一施策内の掲載位置や素材

header_cta、image_a

utm_term

手動で指定するキーワード等

定義した分類値

基本のsource・medium・campaignをそろえ、必要に応じてIDや掲載位置を追加します。utm_termは自然検索ユーザーの検索語句を自動取得する項目ではありません。公式資料に登場するutm_creative_formatやutm_marketing_tacticは、現時点でGA4のレポートに表示されない項目として案内されているため、使う場合は用途を確認します。

媒体別の命名表

以下は架空の命名例です。URLの値には大小文字の違いがあるため、小文字などの規則を統一します。

施策

source

medium

campaign

content

自社メール

newsletter

email

product_demo_2026q4

header_cta

Instagramの通常投稿

instagram

social

product_demo_2026q4

profile_link

検索広告の手動管理例

google

cpc

product_demo_2026q4

text_a

展示会のQR

exhibition

qr

expo_2026_autumn

leaflet

広告は自動タグ設定と媒体連携があるため、既存の識別子や運用を上書きしないよう担当者と確認します。また、mediumがcpcというだけで必ずPaid Searchになるわけではなく、参照元などとの組み合わせで分類されます。qrのような独自メディアは標準チャネルでUnassignedになる場合があるため、手動メディアでも確認できる運用にします。

URLの組み立て例

説明用のURLは https://shop.example/offer?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=product_demo_2026q4&utm_content=header_cta です。実際には有効な自社の遷移先へ置き換えます。

最初のクエリには?、追加の項目には&を使います。すでにクエリがあるURLでは?を重ねず、フラグメントの扱いにも注意します。日本語や空白などを使う場合はURLエンコードを行い、短縮URLやリダイレクトを経ても値が残るかをテストします。

GA4で確認する手順

  1. 作成したURLを実際に開き、最終URLに意図した値が残るか確認する。
  2. タグとデバッグ情報で、送信先やページ情報を確認する。
  3. 処理後のトラフィック獲得等で、セッションの手動参照元・メディア・キャンペーンを調べる。
  4. 必要に応じて手動広告コンテンツ、手動キーワード等をレポートや探索へ追加する。
  5. クリック数、セッション数、成果数は別の指標として照合する。

ランディングページやページパスの一部のディメンションではUTMが表示から除かれる場合があります。URLに値が見えない列だけで収集失敗と判断せず、対応する手動キャンペーンのディメンションを確認してください。

避けたい運用

内部リンクへ集客用UTMを付けると、流入元の解釈やイベントへの帰属を複雑にします。GA4ではそれだけで必ず新しいセッションになるわけではありませんが、自社内のCTAはイベントや専用のパラメータで測る方が適切です。

メールアドレス、氏名、電話番号などをUTMへ入れないでください。URLは履歴やログ、共有先に残り得ます。また、シークレットモードでも接続元IPが同じなら内部トラフィックの除外条件を回避できるとは限りません。テスト環境や除外条件を事前に確認します。

命名台帳と公開前チェック

台帳は「施策ID/担当者/遷移先/各UTM値/掲載場所/開始日/確認結果」で管理します。大文字小文字、スペル、余分な空白、リンク切れ、値の消失を確認し、過去のキャンペーンを再利用する場合も目的と期間を明確にします。

UTMを付けること自体が成果測定の完成ではありません。流入後の行動と成功イベントまで確認して、施策を比較できる状態にしましょう。

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参考資料

製品仕様・公式資料は2026年9月28日に確認しました。画面名や利用可能な機能は、アカウントや提供状況によって異なります。

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