GA4のイベントとは?4種類の違いと設計・設定・確認方法

2026年4月9日

著者: 与謝秀作
GA4のイベントとは?種類・設定方法・カスタムイベントの作り方

GA4のイベントは、ページ表示やクリック、購入などの行動を記録する単位です。イベント名が「何が起きたか」、パラメータが「どのページ・どの商品などの条件」を伝えます。すべての操作が自動で正しく記録されるわけではありません。

設計は、すでに収集されているか→推奨イベントが使えるか→独自イベントが必要かの順に考えます。先にイベント名を大量に作るより、何の判断に使うかを決めることが重要です。

4種類のイベント

種類

収集の方法

例・注意点

自動収集

タグやSDKの基本動作で記録

session_start、first_visitなど。実装・条件による

拡張計測

Webストリームで対象機能を有効化

スクロール、外部リンク、ファイル等。対応条件あり

推奨イベント

決められた名前・パラメータで実装

generate_lead、sign_up、purchaseなど

カスタムイベント

目的に合わせて独自に定義・実装

推奨イベントで表せない事業固有の行動

動画やフォームの拡張計測は、すべての埋め込みや独自実装へ無条件に対応するものではありません。既存のイベント名と実際の操作を照合し、取得できている範囲を確認してください。

イベント設計表を作る

以下は問い合わせサイトを想定した架空の設計例です。

目的

イベント名

発火条件

送る属性

成果としての扱い

導線の利用

cta_click

対象CTAを押した

cta_location

中間行動

入力の開始

既存のform_start等を確認

対応するフォームを操作

form_id等

中間行動

問い合わせ成功

generate_lead

システムが受け付けた

lead_type

重要な成果候補

会員登録

sign_up

登録が成立した

method

重要な成果候補

メールアドレス、電話番号、入力本文などをパラメータやURLへそのまま送らないようにします。自由入力を分類値に変える場合も、個人を特定する値を含めない設計が必要です。

設定方法を選ぶ

すでに届いているイベントを条件で分類するなら、GA4のイベント作成機能が使える場合があります。ただし、これは収集済みの情報から新しいイベントを定義する方法であり、サイトが送っていない成功結果を自動的に知る機能ではありません。

サイトで新しい行動を収集する場合は、GTM、Googleタグ、アプリSDKなどで実装します。例えば申し込み成功をアプリ側のdataLayerで知らせ、GTMがgenerate_leadとして送る構成です。詳しい実装の考え方はGTMのタグ・トリガー・変数で確認できます。

完了URLを条件にする方法は、成功時だけ到達できるか、直接アクセスや再読み込みで増えないかが重要です。「URLにthanksを含む」だけで、すべてのサイトの成功計測が正しくなるわけではありません。

パラメータとカスタムディメンション

lead_type=demoのようなパラメータは、イベントに付ける情報です。その値を通常のレポートや探索で分析するには、既定の対応項目がない場合、適切なスコープのカスタムディメンション等を登録します。

収集とレポート上の利用は別段階です。登録直後に過去の値がすべて復元されるとは考えず、反映時間と利用可能な範囲を確認します。一件ごとに異なる識別子を大量にディメンション化すると、高カーディナリティの問題も起こり得ます。

発火確認のテストケース

操作

期待する結果

正常な送信成功

generate_leadが意図した回数だけ届く

必須項目不足・通信失敗

成功イベントは届かない

ボタンを二重クリック

同じ成功を二重計測しない

完了画面の再読み込み

定義に反する再計上をしない

対象外のフォーム

対象イベントが誤発火しない

同意の状態を変更

定めた同意処理と一致する

GTMのプレビュー、GA4のDebugView、処理後のレポートを段階的に確認します。開発・テストのデータが本番分析に混ざる扱いも決め、正常系だけでなく失敗系を試してください。

イベントとキーイベントを分ける

すべてのイベントを重要な成果にする必要はありません。キーイベントは事業にとって重要な行動を選ぶ設定で、Google広告のコンバージョンとはさらに区別します。収集が正しいかを確かめた後、キーイベントの選び方と数え方へ進みます。

運用台帳には、イベント名、定義、送信元、パラメータ、担当、変更日、テスト結果を残します。同じ行動に複数の実装が重ならないよう、この台帳を設定変更の出発点にしてください。

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参考資料

製品仕様・公式資料は2026年9月28日に確認しました。画面名や利用可能な機能は、アカウントや提供状況によって異なります。

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